初期設定手順

インストールが完了したら、ECショップ開店のために、ご利用状況に合わせて各項目を設定していきましょう。
"Zen Cart Pro" の管理画面は非常に多機能であり、ほとんどの設定を管理画面で行う事が出来るようになっているため、設定項目が大変多くあります。
しかしながら、ほとんどの項目には一般的な初期設定値が入っており、必ずしもすべての設定項目を変更する必要はないでしょう。
実際に動いているサイトを確認してみて、変更の必要な項目の設定だけを直していけばよいでしょう。
このインストラクションでは、もっとも簡単にスタートするための最低限の設定だけを解説します。

まず、管理画面にログインします。
通常 "Zen Cart Pro" の管理画面では、ショップの日常的な運営に必要なメニューしか表示しておりませんので、上部のメニューバーの右にある、「Go Default Mode」リンクをクリックして、ショップの設定メニューを表示させてください。
メニューが多すぎて混乱してしまいそうですが、最低限必要な項目だけ先に確認していきましょう。

1、「一般設定」>「ショップ全般の設定」 で、「ショップ名」と「オーナー名」「地域」を確認しましょう。
ショップ名
デフォルトでは、以下の項目で反映されます
・会員登録等のメール送信者名
・メールタイトル部分
・メール本文中の挨拶文中
・会員登録画面
ショップオーナー名
ショップオーナー名(または運営管理者名)を設定します。
デフォルトでは以下の項目で反映されます
・メール送信時の署名
地域
ショップの所在地域(県名)を設定します。
・配送計算/税計算で利用します

「ショップの住所と電話番号」
ショップの住所と電話番号
ショップ名、国名、住所、電話番号を設定します。
デフォルトでは以下の項目で反映されます
・問合せ画面の店舗情報表示
・支払い方法で「銀行振込」を選択時の確認ページ
・管理画面内「配送表」「注文書」タイトル部分

あとの項目は内容を確認して、必要があれば変更しましょう。

2、「一般設定」>「顧客アカウントの設定」から、お客様に入力していただく個人情報の項目を設定します。
「ふりがな入力」から「Fax番号」までの項目を確認します。
お客様に会員登録していただく際に、必要でない項目は false にしてしまいます。
途中で変えると混乱を招きますので、良く考えて最終的に設定するようにしてください。
下部にある「ゲスト購入」にかかわる設定をします。
ゲスト購入機能
ゲスト購入機能を利用しするかどうか

ゲストアカウント作成時メール
ゲストアカウント作成時にゲストにメールを送信する必要があるか
 
3、「一般設定」>「メールの設定」でメール送信に関する設定を行います。
すでにインストール時に指定されたメールアドレスが、各項目に入力されているはずです。
必要があれば、送信先の変更と場面毎のメール自動送信を利用するかどうかの設定を行ってください。

4、「モジュール」>「支払い」より利用する支払モジュールを有効にします。
各支払方法の内容は、項目の説明をご覧ください。
仮に「銀行振込」を有効にして、右のメニューの『編集』から、
銀行振込による支払いを受け付けますか?を True にして、口座番号を入力後、『更新』しておきましょう。
「PayPal IPN - ウェブサイト決済スタンダード」 の利用もお勧めです。ペイパルでのアカウント取得までモジュール内に丁寧に記載があります。

ここまで設定出来れば、少なくともショップとしての一応の動作はしてくれるはずです。
いつでも設定の変更は可能です。

オプション:
郵便番号からの住所入力支援機能を利用する場合は、以下の要領で最新の郵便番号データをインストールします。
「追加設定・ツール」>「郵便番号データ管理」 画面より 「初期データ取得」リンクをクリックします。
自動的に郵政公社のホームページから最新の郵便番号データを取得し、データベースにインストールします。
処理にしばらく時間がかかります。
データの取得が完了したら
「一般設定」>「顧客アカウントの設定」の下部にある、「郵便番号住所入力支援」の設定を「DB」に変更します。
※ URLによるデータの提供は現在行っておりません。

「カテゴリ・商品の管理」から商品を追加して、ショップでの購入をお試しください。
後は、配送料金設定や表示レイアウトの変更などをお好みに合わせて調整し、思い通りにショップに仕上げてください。
さらに詳しい解説や設定方法の手引きは、各マニュアルをご参照ください。